これから家を購入しようと思ってるんだけど、
事前に自然災害にあいやすい場所はわかるの?
事前にわかれば、自然災害にあいやすい場所で家を購入するのは
やめることができるもんね
今回の悩み
・これから家を購入しようとする場合に自然災害(浸水被害、土砂災害、津波災害)にあいやすい場所はどこ?
・今、住んでいる場所は自然災害にあいやすいの?
・地名は災害と関係があるの?
・地盤の弱いところってどこ?
・自然災害(浸水被害、土砂災害、津波災害、地盤沈下)にあいやすい場所がわかる
・自然災害にあいやすい場所がわかれば、事前に準備や対策をたてれる
・地名から災害にあいやすいか場所が予想できる
目次
家(土地)を購入する前に注意すること①ハザードマップを確認

ハザードマップは、台風、地震などの自然災害がおこった場合に想定される被害範囲がのっている地図です。
これから家(土地)を購入しよう、借りようとする前に、ハザードマップを確認しておけば、
浸水被害、土砂災害、津波災害等の自然災害にあいやすい場所が分かります。
ハザードマップは以下のような項目があります。
・洪水ハザードマップ
・内水ハザードマップ
・ため池ハザードマップ
・高潮ハザードマップ
・津波ハザードマップ
・土砂災害ハザードマップ
・火山ハザードマップ


・浸水被害
・土砂災害
・津波災害
浸水被害

浸水で家が浸かってしまうと、逃げることもできないからね。
浸水被害の予測を見るには
「洪水ハザードマップ」と「内水ハザードマップ」があるよ。
洪水ハザードマップ
洪水ハザードマップは、川から水があふれた場合に浸水する区域(浸水想定区域)を想定した地図です。
浸水想定区域は、大雨が降った場合の想定被害の区域です。
その大雨は50年に1度の確率で降るであろう大雨を想定しています。
内水ハザードマップ
内水ハザードマップは、大雨が降って、下水があふれた場合に浸水する区域を想定した地図です。
2019年10月に発生した台風19号による
神奈川県川崎市の武蔵小杉駅周辺の話が有名です。
土砂災害

土砂災害は土砂災害ハザードマップでわかるよ
土砂災害ハザードマップは、土砂災害の発生のおそれのある区域と避難所がのっています。

土砂災害の危険度に応じて、2つの区域があります。
「土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)」と
「土砂災害警戒区域(イエローゾーン)」
です。
土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)

土砂災害『特別警戒区域』(レッドゾーン)は
急傾斜地の崩壊が発生した場合に、建物が壊れて、人の命、体に
“著しい”危害が生ずるおそれがあると認められる区域です。
建物の構造が土砂災害を防止する造りになっている必要があります。
下の図のように、建物の基礎と一体となった壁(鉄筋コンクリート造)や
外壁(鉄筋コンクリート造)を、建て替え、増築、改築の際に設置する必要があります。

さらに、特に危険がせまると、住人は区域外への移転等を勧告される場合があります。
また、住宅地分譲、社会福祉施設等のための開発行為には許可が必要です。
土砂災害警戒区域(イエローゾーン)

土砂災害『警戒区域』(イエローゾーン)は
急傾斜地の崩壊が発生した場合に、命や体に
危害が生じるおそれがあると認められる区域です。
イエローゾーンはレッドゾーンと違って
再建築する際に外壁を作る義務や
移転の勧告はありません。
しかし、何も規制のかかっていない区域と比較すると危険ですので、将来思うように売れない可能性があります。
イエローゾーンでの売却物件の体験談
その戸建はイエローゾーンに位置していましたが、レッドゾーンと同様に、鉄筋コンクリートの外壁を崖との間に造っていました。
なので、法律的には問題はありません。
駐車場を確保し、道路付きも良く、小学校のグランドの横の立地でしたので、非常に明るい家でしたが、なかなか売れませんでした。
西側に2階建の家より高い崖があるため
夏でも寒い冷気がして、ヒヤーとしていました。
高い崖によって、西側の光は遮断され、湿気も多くなかなか売れなかったのです。
現地にいけば感じとれる場合があります。
津波災害

津波災害は津波ハザードマップでわかるよ。
津波ハザードマップには、津波による浸水のおそれのある区域と避難ビルがのっています。
津波の危険度に応じて、津波防災地域づくりに関する法律によって
「津波災害特別警戒区域」と
「津波災害警戒区域」
があります。
津波災害特別警戒区域(レッドゾーン/オレンジゾーン)
津波災害『特別警戒区域』は
津波が発生した場合に、建物が壊れて浸水し、命と体に
“著しい”危害を生ずるおそれがある区域です。
①レッドゾーン
レッドゾーンは、オレンジゾーンのうち特に迅速な避難が困難な区域で、
『住宅』を建築する際に、居室の床を基準水位以上にする必要があります。
⇒床の高さを基準水位以上にするために、通常の建築費よりコストがかかります。
②オレンジゾーン
⇒床の高さを基準水位以上にするために、通常の建築費よりコストがかかります。
津波災害警戒区域(イエローゾーン)
津波災害『警戒区域』(イエローゾーン)は
津波が発生した場合に、命と身体に
危害が生じるおそれがある区域です。
土地利用や開発行為等に規制はかかりません。
津波が発生した場合に、危害が生じるおそれがある区域ですので、
将来、売却する際には売れにくい可能性があります。
ちなみに、防災に備えてこんな防災グッズもあります。
日頃は使わないので、ライトは魚釣りに使っています(笑)
ハザードマップはこちらをクリック。
家(土地)を購入する前に注意すること②地名に注意
例えば地名からある程度、予想できるよ。
地名から過去の災害があったことを予想できます。
購入しようとする家の住所が以下の地名の場合、過去のニュースを調べたりして注意することが必要です。
家(土地)を購入する前に注意すること③地盤に注意

地盤が弱いところも注意が必要です。
地震が発生した場合に、地盤が沈むこと(地盤沈下)があります。
地盤沈下が起こると、建物に亀裂が入ったり、破損します。
また、地中のガス管が破損してライフラインがストップすることもあります。
地盤沈下が起こりやすいエリア
①湾岸部の埋立地
②川・沼・池があった場所
③沢(細い川)の埋め盛土の造成地
④過去に液状化が起こった土地
過去に自殺・他殺などがあったかどうか調べたい場合は、こちらをクリック
まとめ
・ハザードマップ
・地名
・地盤
を調べることにより
今、住んでいるところ
これから購入しようとする家が
浸水被害、土砂災害、津波災害、地盤沈下にあいやすいかどうかが分かります
家を購入する前、あるいは今、住んでいるところが自然災害が起きやすいかどうかを把握しておけば、事前に対策をとることができます。
積極的にハザードマップを活用したいですね。
今回も記事を読んでいただいて、ありがとうございました。
ほんじゃーね。


